通信技術を活用したコミュニケーション

通信技術を活用したコミュニケーション


ICTとは通信技術を使ったコミュニケーション

ICT(Information and Communication Technology)とは、通信技術を活用したコミュニケーションのことです。ICTはこれからの社会インフラを支える技術として大きな注目を集めており、ICTを活用したシステムやサービスの普及にさまざまな業界から期待が寄せられています。

IoTやITとICTの違いを理解する

ICTは文字の見た目がIoTやITと似ていることから、同じような意味を持つ言葉だと思われてしまいがちですが、それぞれに別の意味があります。
IoT(Internet of Things)とは、「モノとインターネット」の意味を持つ言葉で、1990年代ごろに登場した考え方です。IoTでよく知られているものとしては、「スマート家電」があります。家電とインターネットがつながったスマート家電の登場により、遠隔地からでも家電の操作が可能になりました。
ITとは情報技術のことで、IoTやICTと比べると世の中に広く認知されてきています。ITが情報技術を指す言葉として使われるようになったきっかけは、2000年に成立した「高度情報通信ネットワーク社会形成基本法」でした。2000年の流行語大賞にも「IT」が選ばれ、ITという言葉とその意味が全国へと一気に広がりました。その後急速にインターネットが普及するとともに、「IT化」や「IT革命」などの言葉が広く使われるようになり現在に至ります。コンピュータやインターネットに関連するものを総称としてITと呼ぶのも、今の日本ではすっかり一般的になっています。
そんなITと今回ご紹介しているICTの意味は違いますが、とても近い意味を持つ言葉です。ITは情報「技術」を表しているのに対して、ICTは情報「伝達」を表しています。日本ではまだITが一般的ですが、海外ではすでにICTが一般的になりつつあります。

増え続ける高齢者のケアにICTを活用する

日本の介護業界は慢性的な人手不足に陥っており、ICTの必要性はますます高まっています。遠隔地にいる高齢者でも、ICTを活用すれば状況をリアルタイムで確認できます。全国的に高齢者が増え続ける中、人の手だけでは回らない安否確認にもICTが活用されており、高齢化待ったなしの今後の日本社会にとって大きな助けになることが期待されています。
日本のデジタル技術は日々急速に進歩し続けており、活用の幅も時代に合わせてどんどん広がっています。働き方や日々の暮らし方に柔軟性が求められる時代において、ICTが働きやすさや暮らしやすさに大きく影響を与えることでしょう。

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